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2019年3月16日土曜日

ノーベル賞 本庶Dr講演会

先週2019年3月9日(土曜日)にノーベル賞の本庶氏の講演会がありました。
難しいお話はわからないけど、興味あったので行ってきた。


本庶佑さんと考える”独創性”とは?の大きな文字が舞台にあった。
最初に朝日新聞社社長がご挨拶をしました。
がんは万が一でなく、二分の一と・・・・
また、免疫療法は新しい発想であり、希望であり光であると!
がんは治って普通に生活できる!と言う言葉が心に沁みこんだ。

最初に、
本庶氏が「オプジーボを生み出した基礎研究」で講演された。
様々な研究を時間をかけてしてることがよくわかった。
なかなか上手くいかず、
不成功①がんワクチン
   ②Tリンパ球対外活性化法
   ③サイトカイン療法
免疫系にはアクセルとブレーキに似た制御がある!
PD-1の発見、PD-1の昨日解明までの長い旅があったそうです。

抗がん剤との大きな違いは、
①正常細胞が影響を受けないので副作用が少ない。
②広範がん腫に効果がある。
③治療やめても再発少ない。
と言われた。

ただ全ての人の同じように効果があるわけでは今の段階ではないとのこと。
そして、
『外科でリンパ節を切り過ぎると後で免疫療法が効かない!』と・・・・
私リンパ切除してる、、、、と心の中で、、、

長い基礎研究をすることで出口が見えると言われた。
・基礎から応用までの連続性、
・シーズをニーズに連続させる、
・AMEDの課題、(??)
政府へのお願いは、若い人が研究できる環境をとよく言われた。
若い人に5年間好きな研究をして貰うことを・・・
その為には、お金が必要なんです!

パネルディスカッションは、
「独創性を生み出すには~基礎研究とイノベーション」
3名の方が加わり、
山口氏(物理研究社)
上山氏(政府の人)
武部氏(東京医科歯科大学&オハイオ州内小児科)
本庶氏の計4名でした。

ここでも研究する為にはお金のことよく言われた。
①基礎研究と若手研究者についてのディスカッション
治せる病気を治す→医者がしてること
治らない病気→研究しましょう⇒基礎研究室
本庶氏は、好きなことをする=基礎研究 をしたとのこと。
治らない患者におべんちゃらを言うのはしたくなかったと(笑)
日本とアメリカとの違いについても言われた。

②日本のイノベーションの課題についてのディスカッション
イノベーション→価値の創造(開発)
       →知の創造(研究)→基礎、目に見えない研究
シーズないとイノベーションはないと。
ベンチャーになる人はいるが、基礎研究する人がいない現状。

③研究の財源を確保するか?についてのディスカッション
寄付や財団基金について言われた
ここでも日本とアメリカの違いについて言われた。
・ある企業3000万円(×5年)してるそう。
・アメリカの子供病院では、Dinnerイベントをして昨年20億円があったそう。
・日本は寄付するとメリットあるようにした(したい?)
 が、財務省との闘いが現実だそう・・・。

最後に本庶氏から参加者の高校生たちにエールを
自分の頭で物を考える!
先生の言う事を信じない⇒それ以上の上になれないから
(先生の言う事を聞く子が良いのではない)
きちんと人と議論する!(真剣にディベートでケンカする!)

本庶氏はユーモアと柔軟性のある人と思いました!

最後の最後に高校生からの質問Timeがありました。
◎自分が今後何を勉強したいかまだわからない??
⇒自分が本当に何をしたいのか?
後悔しないこと、好きなことをすることで見つかるのでは。
◎医療で病気を治す正しさ、寿命を延ばすのは??
⇒医療では寿命は伸びない=必ず死ぬ!
 医療はまだ未発達!
 病気予防では殆どの病気は治る!←医者が邪魔しなければ治る(笑)
それよりもどのような死に方?したいか?が大切なのでは!
 生きる=どうやって死ぬか?ではないのか??

良い先生を選ぶ!!!と最後に言われました。
それを聞いて、良い友達を選ぶことって大切だと本当に思った。
それによってお互いを高め合うことが出来るから~(^^♪

講演会の前にピエトロドレッシングのお店で野菜をいっぱい食べました(笑)








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